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サーマルプリンター中のNTCサーミスタ
2018/06/11 11:06:31

サーミスタ(Thermistor)はセラミック半導体の一種であり、特に熱に敏感な抵抗体です。


中でもガラスチップサーミスタ(NTCサーミスタ)は互換精度に優れ、安定性、量産性を備えており、家電・住設、医療、自動車、太陽光発電をはじめとする、新エネルギー機器など幅広い分野で、温度センサとして用いられています。



サーマルプリンター(Thermal Printer)は、熱によって紙媒体に印字を行なうプリンターの一種である。転写する方式によっていくつか種類があり、専用の感熱紙に印刷を行う感熱式プリンターとインクリボンを使用する熱転写プリンターとがある。

 

感熱式プリンター

特徴:

感熱式プリンターとは、熱を加えると色が変化する専用紙(感熱紙)に熱した印字ヘッドを当てて印刷する感熱方式を用いたプリンターである。印字ヘッドを感熱紙に直接当てることから「ダイレクトサーマルプリンター」とも呼ばれる。

動作音が非常に小さく、小型軽量に適した比較的簡単な構造で、コストが抑えられるという特長がある。インクリボンやインクカートリッジといったインク類を使用しないため、唯一の消耗品は感熱紙のみである。

一方で、印刷には感熱紙という専用紙が必要であり普通紙などが使用できないこと、時間が経過すると色あせてしまい長期保管には向かないことなどから、現在は特定の用途を除き、あまり使用されていない。他方、フルカラー印刷が可能なサーモオートクローム方式やZINK方式も新たに開発されている。

サーモオートクローム方式:

サーモオートクローム(TA)方式とは、フルカラー印刷が可能な感熱式プリンターの一方式である。

顕色剤を内包した感温性マイクロカプセルを加熱することにより発色させ、紫外光によってジアゾニウム塩を分解することで定着させる機構の、内部発色型である。マイクロカプセルの特性をCMY(色の三原色)の各色毎に変える事によって1台のサーマルヘッドの出力を変える事で各色の階調表現を可能にした。


 

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